Syntax highlighter

2018-01-25

Scheme環境ツール

各種Scheme処理系をある程度便利に使いたいと思い、こんなんを書いている。なんでそんなことを思ったかというと:
  1. タイムゾーンなSRFIを書こうかな
  2. ポータブルな実装がいるよなぁ
  3. 処理系を簡単にスイッチできないかなぁ ← これ
完全にYak shavingである。今時かどうかは知らないが、目標としてはインストール不要の完全オンデマンドみたいなのを目指している。なので、READMEにも書いたがこんな感じでインストールかつ使用できる。
$ curl https://raw.githubusercontent.com/ktakashi/scheme-env/master/bin/install.sh | sh
$ export PATH=$HOME/.scheme-env/bin:$PATH
$ scheme-env install chibi-scheme
$ scheme-env switch chibi-scheme@master
$ scheme-env run
これでChibi Schemeをソースからビルドしてかつ使用可能にしてくれる。ソースからビルドするので、各処理系が要求する依存関係は予めインストールされている必要がある(流石にそこまで面倒見れない)。ちなみに最初のShellスクリプト以外は全部Scheme(Sagittarius)で書かれている。

今のところインストール可能な処理系はChibiとSagittariusだけだが、すぐにGaucheや他の処理系もサポートされる予定。

動作環境はUbuntuを想定しているが、ホスト処理系(Sagittarius)の要求するパッケージのインストールをしないのであれば、 他のPOSIX環境でも動くはず(自信ない)。Cygwinはプロセスを多用していることもあって多分無理(誰かこの問題直して…)。MingwサポートしてMsys上でとかかなぁ。

ここからはどうでもいい話なのだが、実はこれを作ったおかげで0.9.0のリリースが大分遅れることになった。理由は以下:
  •  Ubuntu上でHomeが暗号化されているとC Assertで落ちる
    • キャッシュファイルのPATHが長すぎるのが原因だけど、そのままだとあまりに不便
  • (rfc tls)でbitbucket.orgに繋げられない
    • TLS 1.2実装の問題
    • 流石に温かみのある手作り実装に疲れてきたのでOpenSSLやSSPIに切り替える
1つ目は直したんだけど、2つ目が流石に時間がかかる。OpenSSLは楽なんだけど、SSPIがねぇ。まぁ、来月くらいにはリリースできるんじゃないかなぁくらいの気持ちではいるが、さて。

No comments:

Post a Comment